2006.07.30 梅雨明けの那須高原(その2)



 

■大島丘陵




…で、いつもの丘=大島丘陵にやってきたヽ(´ー`)ノ

大島丘陵というのは筆者が勝手に呼んでいるものである。正式な名称がもしかするとあるのかもしれないけれど、筆者自身は聞いたことがないので、これで通している。(地元民と話をすると "ああ、あそこね" と通じてしまうので不便を感じない ^^;)。

ここは地番の上では那須町豊原の北端ということになるのだが、これではあまりに広すぎて場所が特定しにくい。豊原は地図上では甲/乙/丙に分割され、ここは豊原丙の一部である。…が、地元ではもっとローカルな字(あざな)で呼んだ方が通りが良い。地図に載っている字としては大島と大谷というのがこの丘に隣接しており、国土地理院の1/25000の地図では大島の文字の方が大きく書いてあるので、この付近のゆるやかな起伏を筆者は大島丘陵と認識している。




それはともかく、この付近の景色の解放感は素晴らしい。やはりこう、余計なものの無い風景というのは清々しいのである。こういうところで風に吹かれてゆったりするのは最高の贅沢のように思う。

写真では手前側の地面がちょっと暗くなっているが、これは雲の陰である。影は、ゆっくり走る自転車くらいの速度でサーーっと横切っては彼方に去っていく。…遠くには蝉の声。まるで絵に描いたような高原のワンシーンである。




山のほうをみると、雲がもくもくと湧き上がってサービス過剰のクリームパフェのような状態に発達していた。雲は山頂付近で大きく湧き上がり、しかし風下側(手前側)には降りてこない。…会津方面からやってくる湿度の高い風が山塊にぶつかって、稜線を越えながら雲を形成しているのである。

こうして平野側にいるからマターリとしていられるけれど、今日このタイミングで沼原や三斗小屋方面に向かっていたらモロにアレに飲まれているところだったな(^^;)




そんな山塊をバックに、夏の日差しとX-TRAILを撮ってみた。見れば写真左奥(黒磯方面)で積乱雲もどきが発達しはじめている。




あれが過剰に湧き上がってくるようだとちょっと要注意だが、まだしばらくは大丈夫だろう。




■模範牧場




大島丘陵を出たのちは、模範牧場方面に向かってみることにした。

福島県との境界付近には大島に限らずゆるやかな丘陵地にひろく牧場が広がっている。これがまたとても絵になる景色なのである。しかも、大型商業施設がほとんど無いので人も来ない。




本来、高原の夏というのはこういう景色でこそ堪能できるものだろう。




もうずいぶん日が高くなってきた。茶臼岳と朝日岳は相変わらず雲を被っている。・・・やはり今日は上には行かないほうが賢明か。




そんな訳で、いつもの定点観測ポイント=模範牧場にやってきた。

おお、見よこの広々感…ヽ(´ー`)ノ




同じ景色をアングルを変えて撮ってみた。牧草地の空間の広がりのようなものが伝わるだろうか。

<つづく>