2014.06.28 沖縄:久米島でシュノーケリングに挑戦(その1)




たまには南国で水中写真でも撮ってみようか…というレポートです (´・ω・`)ノ



久方ぶりに南国を歩いてみようか…と思い立ち、沖縄の離島:久米島に向かってみることにした。ここには白砂だけでできたはての浜という砂州の島があり、なーんにも考えずにゆったり過ごすにはちょうど良い田舎の雰囲気もある。 人生に疲れた筆者としては、たまには水の風景を眺めて心身のリフレッシュをしてみたいものだなぁ…などと思ってみた次第なのである。 (年柄年中リフレッシュしまくってるんじゃないの的なツッコミはまあ、別として ^^;)

…で、せっかく砂州の島に行くからにはシュノーケリングでもやってみようか、ということで、今回のテーマを企画してみた。筆者にとっては通算10回目の沖縄入りでもあり、毎度毎度陸上からの写真だけというのもアレかな…と思ったわけである。




ただし筆者は水中用の機材を持っておらず、今回はツアー業者のレンタル機材を借りている (さすがにデジ一眼をドボンという訳にはいかない ^^;)。使用したのは水中用コンデジでは定評のある PENTAX Optio WG-Ⅱ で、現在は世代が変わって後継機のWG-Ⅲが売れ筋らしいけれども、実売価格2万円台のコンデジながらなかなか侮れず、結構いい絵を出してくれた。




行き先の久米島および 「はての浜」 の概況はこんな(↑)感じである。

久米島は周辺にサンゴ礁のリーフが広く発達していて、特に島の東側に巨大な腕のように伸びた領域がある。ここにサンゴ砂の堆積した砂州 (砂だけで出来た島) が約7kmほどに渡って点々と続いており、古くから "はての浜" と呼ばれている。CMや映画の撮影でも使われる、沖縄を代表する景観のひとつである。

大きな砂州の塊は3つあり、久米島に近い順から前の浜、中の浜、果ての浜と呼ばれている。広義の 「はての浜」 はこれらを総称しているもので、観光情報誌で取り上げられる 「はての浜」 も広義のほうであることが多い。

…ということで、以降、あまり肩の凝らない程度にその道中記を記してみたい♪



 

■ 久米島への道




さてこの日、まだ本土は梅雨明けに至らず、沖縄は梅雨明け3日目という状況であった。本来なら梅雨前線が徐々に北上していくべき場面なのだが、運の悪いことに揺り戻しがあって前線は奄美付近で停滞し、沖縄の天候もあまりパッとしていない。

うーむ、いかんなぁ… 「イケる…!」 と思ってかなりギリギリ直前でツアーを手配したのに(^^;)




小雨気味の羽田空港を飛び立つと、そのまま飛行機は雲の中を飛び続け、ようやく視界が効いたのは着陸の15分くらい前だった。写真(↑)は視界が開けた直後、沖縄本島のすぐ脇にある伊江島の様子である。ただし空気の状態は微妙なれども、本島付近はまあそこそこ日差しもあって、それなりに夏の空気に覆われているようだった。




那覇から久米島へはエアコミューター機に乗り継いでいく。…おお、見れば一部のあっち方面で有名なボンバルディア機ではないか。最近はちゃんと着陸できるようになったんだなぁ。




那覇から久米島へは直線距離でおよそ100km、フライト時間は30分程度である。途中、慶良間諸島の上空を飛ぶので渡嘉志久、阿波連などの離島ビーチを眼下に眺めることができる。あの付近もシュノーケリングの有名スポットで、那覇から近いので高速船で日帰りアクセスができたりする。(※筆者は2007年に訪れているのだが、このときは水中には入らなかった)




やがて、久米島が見えてくる。




フライトルート図をみると筆者の乗った便は空港の南側から着陸しそうな表記になっていたのだが、この日は北側から侵入するらしく、うまい具合に "はての浜" 上空をかすめながら飛んでくれた。これはナイスサプライズ♪(^^;)

ちょうど干潮の時間帯のため黒っぽい珊瑚岩の部分が水面に顔を出しているけれども、満潮時 (※波打ち際の跡がうっすらと浜に見えている) にはここは本当に白砂だけの島になる。見れば日の当たっている部分の海はすこぶる鮮やかで、雲の影になっている部分との差は大きい。やはり写真映えする景観のためには日照は必須なのだろう。…明日の上陸のタイミングまでに、天気の神様のご機嫌がよくなることを祈っておきたい(^^;)



 

■ 久米島空港




そんなこんなで久米島空港に到着。離島らしい、静かな雰囲気の空港であった。




久米島は沖縄では5番目に大きな島(一周53kmあまり)でありながら、人口は8000人くらいしかいない。飛行機の機体の大きさからみても分かるように、観光客自体もそれほど大量にゾロゾロやってくるといった感じではない。統計をみると年間の観光客数は14万人あまりらしく、沖縄全体(650万人)に占める割合は2%程度…(^^;) まあ、那覇の喧騒とは別世界である。




筆者と同じ便でやってきた観光客の方々は、ホテルのシャトルバスやタクシーに吸い込まれてサっ…と消えて居なくなってしまった。他に人影はなく、あとはただひたすらに蝉の声が響くのみ。まさに、のどかな離島の雰囲気だ。




さて筆者はというと、まずはこの島での足となるレンタカーをGET。今回の戦友(とも)はグリーンメタリックのマツダ・デミオと相成った。滞在中の機動力はひとえに貴殿のエンジンパワーにかかっている。ひとつよろしく頼むぜよ♪



 

■ まずは、シンリ浜だ




さて今日は移動日と割り切っているので、あとはホテルに入るだけで他に特にすることはない。しかし日没までには少々余裕があるので空港に隣接するシンリ浜くらいは見ていこう。

ここは発達したリーフの内側に広がる浅瀬で、はての浜があと数万年くらい波にもまれ続けると砂の堆積が進んでこんな感じになるんじゃないの的なスポットである。きわめて浅い水辺が沖合1kmほどに渡って広がっていて、久米島では夕日のスポットとして有名らしい(今日は雲が多いので望めないけれども ^^;)




空港周辺に広がるサトウキビ畑を抜けると、ちょっとした海浜公園があり、そこを降りるともうシンリ浜である。飛行機から見たとおり、この時間帯の海は干潮で、それもこの日は大潮であったことから水面の引きは大きく、ほとんど砂浜みたいな状態になっていた。聞けば普段でも海水浴場と呼べるほどの水深はないようで、膝下くらいの浅い海なのだという。




この状態ならリーフ外縁近くまで歩いていけるというので、適当にウロウロしてみた。

久米島の南側の海岸は、東側から西側にかけてリーフの内海が浅くなっていき、空港のある付近はもうほとんど砂丘といった景観になる。ここはその中間くらいの状態だろうか。




おお、何が住んでいるのかは知らねども、足元には無数の巣穴の列がびっしりと並んでいる。スコップ片手に潮干狩りをやったら、凄いことになりそうだ。




そんな足元をヤドカリが走り回っていたのでちょいと捕獲。

筆者は紳士(?)なので写真を採るだけだが、沖縄ではこうやって捕まえたヤドカリを釣りの餌に使ったりするらしい。カニもたくさんいるのだが案外すばしこくて、捕まえやすいのは圧倒的にヤドカリのほうだ。

…といっても、こいつを大量に捕まえたところで筆者には用途がない(笑) とりあえず 「釣り餌にするのは勘弁してやるから、もう少し賢く逃げ回って長生きしろよ」 とだけ言っておこうか。




さて、そんなわけで余り長居をするのもアレなので宿に向かうことにしよう。

シュノーケルツアーの予約は既に済んでいるのだが、書類がホテルに届くのでそれに目を通して電話を一本入れておかねばならないのだ。



 

■ ホテルにて




景色を見たり寄り道しながらゆるゆるとクルマを進めてホテルに着いたのは18:00近くのことであった。場所は島の東端、イーフビーチの一角(リゾートホテル久米アイランド)である。地面が濡れているのはスコールが降ったためで、小降りになるまで筆者は兼城港のコンビニで雨宿りをしていた。…まあ、南国ではよくあることである。




さて明日のツアーのレポートに入る前に、ここで久米島の宿泊地と果ての浜へのアクセスについて簡単に述べておきたい。島を訪れるには、空路で久米島空港に降りるのと、海路で沖縄本島(泊港)からフェリーで兼城港に入る、2つのルートがある。

宿泊地は主に兼城とイーフビーチに集中している。兼城 ⇔ イーフビーチ はクルマで10分くらいの距離なので、足さえ確保できるならどちらに宿泊しても利便性に大差はない。ただし町の雰囲気はまったく異なり、兼城が一般的な港町集落なのに対し、イーフビーチは元々は何もなかったところに観光客用のリゾート施設が集積した "レジャーエリア" になっている。筆者が今いるのはこのイーフビーチの方だ。

はての浜にアクセスするツアーは、イーフビーチに業者がいくつもあって様々なメニューを選択できる。ツアーの船はイーフビーチ北側にある漁港から出ていて、混雑期でなければ前日の夕方まで受付してもらえる。ただし集合場所(業者の事務所)までは自分で移動しなければならず、イーフビーチ内なら徒歩でアクセスできるけれども、兼城からレンタカーで向かう場合は駐車場の目途をつけておいたほうが良いだろう。

はての浜までは漁港から20分ほどで到着する。上陸できる時間帯は潮の状態によって変動し、大潮の前後には滞在時間が短くなる場合がある。これはリーフの内側がきわめて浅いため、引き潮の時間帯には船が走れなくなってしまうためだ。今回は大潮の直後だったので、実は筆者の申し込んだツアーも滞在時間が短くなっている。(…まあ、これは自然のサイクルによるものなので仕方がないけれども ^^;)




イーフビーチの周辺をもうすこし詳しく紹介すると、こんな(↑)状況である。

"イーフ" とは砂の溜まる所という意味の方言(古語?)から来ているそうで、その名の通りおよそ2kmほどの遠浅の白い砂浜が続いている。ここが観光開発されたのは戦後のことで、戦前は本当に何も無いところだったらしい。

付近の古い集落は、浜側ではなく真水を得やすかった山寄りにあって、かつてはこの周辺に水田がつくられていた。仲里漁港付近の古集落には、琉球王国時代の遺構がぽつり、ぽつりと残っていて、往時の雰囲気を偲ぶことが出来る。マリンリゾートに飽きたら、こういうところを巡ってみるのも面白い。




さてホテルにチェックインすると、ツアー会社(今回筆者はイーフスポーツクラブに申し込んでいる)から書類が配送されていた。中身は大したことはないのだが、ツアーの注意事項と、体調に関する簡単な問診票のようなものが同封されている。事前にこれを読んで、必要項目を記入し、サインをしておいてくれということらしい。

注意事項では、ライフジャケットの着用についてうるさいくらいに書いてあった。沖縄では毎年どこかで海難事故があり、ツアー参加者はライフジャケット着用が必須となっている。浮力があるので海中深く潜ることは出来なくなってしまうが、まあこのへんは郷に入ればなんとやらで、そういうものだと思うしかない。




…おっといけない、それより電話を入れておかねば。

実は事前予約にはひとつ落とし穴があって、ちゃんと申込者本人が現地入りしていて、当日は予定通り参加するよ、という連絡を前日の19:30までに電話で一報しておかなければならないのである。この連絡を忘れていると、最悪の場合キャンセル扱いになってしまうかもしれないので要注意なのだ。以下、その様子を少々。

TRRRRRR・・・、ガチャ

係員 「ヒャッハァァーっ♪」
筆者 「あのー、予約しておりましたバラク=フセイン=オバマ(仮名)と申します」
係員 「イェーッ♪ よく来たなーっ、歓迎するぜ!」
筆者 「つきましては明日のツアーの最新情報などを教えて頂けると…」
係員 「おうっ、待ってな。あー、時間が変わってるぜ! よかったな、気が付いてヨ!」


…まあ、実際にはもう少し理性的かつ知性の伴う会話なのだが(笑)、とても親しみやすい係員の方が応対してくれて、話は通りやすい。自然の海が相手なので条件はしばしば変更となり、最新情報は必ず確認しておきたい。筆者は初心者もいいところで要領も不案内のため、以下のような情報を確認した。参考までに記しておきたい。



1) 予約内容の確認 (特にレンタル品の細目)
・ 身長/体重/足のサイズの確認
・ レンタルできるデジカメの機種名、撮影可能枚数、バッテリーについて
・ マスクの 「度」 の希望 (※メガネやコンタクト並みとは行かないが、度付きにできる)
2) 自分の宿泊場所から集合場所までの所要時間の目安
・ イーフビーチ内なら徒歩15分くらいで到着できる
3) 大潮の直後なので日程(時間割)が変更になっていないか ※重要
・ 通常09:00集合 → 07:50集合に変更となる (大潮シフトのため)
・ 通常13:30現地離岸 → 11:40離岸に変更となる (大潮シフトのため)
・ 通常ははての浜で昼食を取るが、今回は戻ってから昼食となる
4) 貴重品の取り扱い
・ 必要な場合は預かることができる
・ 他のツアーと一緒にはならないので、何かあっても犯人はすぐに判明する筈
5) 服装
・ ウェットスーツはなくても可、海パン+Tシャツで充分
・ 日差しが強いので日焼け止めを持参してくれとのこと
6) 支払料金
・出発前の受付時に前払いなのでよろしくね…とのこと(^^;)



このうち、水中用デジカメに関しては、レンタル料金の中に2GBのSDカード代が含まれており、ツアー終了時にSDカードごとデータを受け取る方式であった。画像サイズは筆者が借りた機種では4608×2592pixel、ファイルサイズ(JPEG)は1枚約2MBで、2GBのカードならざっと1000枚くらいは撮れる。実質半日の滞在時間分の容量としてはまずまず充分で、バッテリーはツアースタッフが予備を持っているので必要なときは交換してもらえるとのことだ。

※ここに示したのは筆者の参加したツアーの情報で、業者によっては条件が異なる。




…ということで、必要な情報はほぼ入手。夕飯を食ったら、今宵は早めに寝ておくこととしよう♪


<つづく>