2010.04.25 会津西街道の春を眺める:前編 (その1)




新緑の渓谷沿いを流して参りました~ヽ(´ー`)ノ



さて昨年までなら那須野ヶ原周辺を周遊するのが筆者的にはこの季節の定番ともいえるコースであった。…が、今年は少々趣向を変えて鬼怒川に沿って山間の春の風景を追いかけてみることにしよう。鬼怒川に至るには、東京方面からだと東北自動車道で宇都宮ICまで北上し、そこから日光宇都宮道で今市ICへ抜け、会津西街道に相当するR121を北上していけばよい。

この街道の春の見どころは、季節の進み方を遡(さかのぼ)って体験できる点だろう。特に桜の開花などは宇都宮と上三依ではその時期が1ヶ月ほども異なっている。平地では既に青森にまで達している筈の桜前線も、ここではゆるゆると足踏みをしつつGWが過ぎる頃まで渓谷を這うように登っていく。それを眺めつつ、おいしい景色をつまみ食いしてみようという趣向だ ヽ(´ー`)ノ

※実はいつもの定番スポットもちょこちょこと尋ねているのだが、雑用の合間にちょこちょこ…なのでまとまったレポートにしにくいのである(^^;)




■今市への道




そんな訳で羽生ICから東北自動車道を北に向かってひた走る。今回は実質的に写真紀行が始まるのは今市(いまいち)なので、途中は省略してGoGoであるw

写真↑は岩舟JCTの手前あたりだが、関東平野も平野部では桜の季節はとうに終わり、すっかり新緑の季節になっている。菜の花はまだ幾分頑張ってはいるものの、さすがにそろそろ終わりが近い。




宇都宮ICから日光宇都宮道路に入ると、大分意散ってはいるもののかろうじて花を残した葉桜が見え始める。山間部に近づいたので、運動不足気味の桜前線の尻尾を捕まえつつある…といったところだろう(^^;)




今市ICを降りるとインターの出口がそのままR121に接続するので、道なりに市街地を抜けて大谷川を渡る。そろそろ最初のチェックポイントだ。




■今市:丸山公園




さて今回はあまり深く考えずに風景をハシゴする旅なので、今市(いまいち)の歴史などには軽く舐める程度で済ましてしまおう(^^;) ここは日光街道と会津西街道の接続点で、かつて宿場町として栄えた交通の要衝である。日光方面から流れ下る大谷川沿いの、ちょうど山間から扇状地が広がり始める起点部分に市街地が形成されている。

発展が始まるのは東照宮が建設されて参詣客が多く訪れるようになってからで、東照宮まで8km(=2里)という絶好の前泊宿という立地から新たに市が立つようになり、それを称して今市と名がついた。

写真的には、特に大谷川沿いから見る日光連山の男体山、女峰山の眺めが良い。ただし市街地からだと建物や電線が邪魔で写真ロケーション的にはイマイチ (…いや洒落じゃないのだがw) なので、街道から2kmほど逸れて川沿いの丸山公園に入ることにした。

※余談だがこの公園に隣接して日光市公設地方卸売市場があり、まさに21世紀の 「今市」 となっている(´・ω・`)




そんな訳でここが丸山公園である。ロケーションが良い割りに "日光東照宮" というあまりに巨大な観光資源の前に存在がかすんでいる感があり、知名度は 「?」 なところだ(^^;)。しかし筆者的には日光連山を見上げる穴場のひとつという認識でいる。




公園のソメイヨシノはちょうど満開だった。超絶晴天に恵まれて花の色も冴えている。




こちらは枝垂桜。何種類か植えてあるのだけれど説明が 「サクラ」 としか書いてないので品種はよくわからないw




これはヤシオツツジかな。いつもの年なら塩原渓谷で見る花で、こうして公園で咲いているのをみるのは久しぶりのような気がする。




公園の中ほどに池と水路が造られていた。夏に訪れると涼しそうなところかも知れない。堤防沿いに桜並木があるので行ってみよう。



桜並木はちょうど満開のピークを超えたあたりで、舞い散る桜吹雪が非常にイイカンジであった。向こうにみえるジャージ姿の小学生は、この日行われていたサッカーの試合に来ているらしい。




ここは基本的に運動公園なので、いわゆる 「花見客」 というのがほとんどいない。観光振興の提灯や電球などの装飾も皆無で、もちろん花見客目当てのテキヤなどもいない。サッカーキッズの父兄達も関心があるのは子供達の活躍のほうで、あまり桜に見入っている人はいなさそうだったw …まあ当然といえば、当然か( ̄▽ ̄)




さて筆者は子供サッカーよりは風景派なので、土手に上がって山を見てみることにする。




大谷川から堤防から見る男体山。おお、桜堤に雪を頂く大巳貴命…見事なロケーションだ♪ …やはり、余計な木や電線がないというのがポイントが高い。




こちらは女峰山(右)と大真名子山(左)。やはり堂々たる風景である。

それにしても…手前には桜も見えるし、残雪の山々もイイカンジであって、さらに空気の澄んだ超快晴なのに、カメラを抱えた人がほとんど誰もいないとは…うーん(^^;) 前回のレポートで千鳥ヶ淵の満員状態を見ているだけに、その粗密具合の落差に思わず苦笑してしまった。 まあ世の中こんなものだよなぁw



女峰山と桜を縦フレームで切り取ってみた。

名前こそ "女峰" だけれど、実際にはゴツゴツとした岩肌の男性的な迫力の山である。那須方面からだと直接見ることは出来ず、塩原からもみじラインを超えて鶏頂山あたりからようやく見えてくる。

男体山はそのさらに向こう側、ということになるので筆者的には日光といえばまずこの山の印象が強いのだが…一般にはやはり男体山の方なんだろうな、メジャーなのは…( ̄▽ ̄)




さて、あまりゆっくりしすぎると時間がなくなってしまう。次のスポットにむけて出発しよう。

<つづく>