2007.10.28 巻狩祭




那須塩原市の秋祭り "巻狩祭" に行ってまいりましたヽ(´ー`)ノ



台風一過で昨夜までの雨が上がった。・・・が、雲は多め。残念ながら本日もいろいろと雑用があり、遠出は難しい。そんなわけで本日は巻狩祭をちょこっとだけ見てくることにした。会場は初日(昨日)が那須塩原駅の駅前広場、2日目の本日は那珂川河畔公園である。昨日は雨だったが、祭りのイベントそのものは強行され、駅前に展示してある大鍋は無事河畔公園まで運ばれたらしい。




さてそんな訳で会場に向かってみる。那珂川の河岸段丘に広がる水田は、すっかり刈り取られて丸坊主になっていた。目指す那珂川河畔公園はこの向こう側にある。




出かけたのは午後だったので、開会式+歴史系イベントはもう終わってしまっていた。人出はまあ…昨年並みかな。




ここでいう巻狩りとは、鎌倉時代草創期に源頼朝が行った "那須野巻狩" のことである。頼朝は征夷大将軍の称号を得た翌年(=1193年)、配下の御家人を総結集して那須野ヶ原で大規模な巻狩を行った。大勢の勢子に鹿や猪などの野生動物を追い立てさせ、武士がそれを弓で射るイベントである。

狩りとはいっても実質的には軍事演習そのもので、発足したばかりの頼朝新政権の結束力、動員力を内外に示す一大デモンストレーションでもあった。




この時期、既に奥州藤原氏は滅亡している。時系列順にいえば 1185年が壇ノ浦、1189年が衣川合戦(義経死亡)および頼朝軍の奥州攻め(藤原氏滅亡)、そして頼朝が征夷大将軍になるのが1192年である。

鎌倉幕府の実態としては1185年の義経追捕令の段階で守護/地頭の任命権を朝廷に認めさせていることから、かなり早期から統治機構として機能してる。あとは名目上の権威があればよく、それが認められた(→征夷大将軍の称号付与)のが1192年なのである。

その翌年(1193年)、頼朝は4月に那須、ついで5月に富士宮で大規模な巻狩りを行った。征夷大将軍の号令のもと、御家人たちが参集し強大な軍事力を誇示した訳で、もはや有力な武力の後ろ盾のなくなった京都の朝廷/貴族たちは震え上がったことだろう。こうして時代のメインストリームは平安京から鎌倉へと移っていったのである。



 

■巻狩り鍋




巻狩祭はその那須野での巻狩りをモチーフにした祭りである。…が、腹も減ったので歴史談義はそこそこに、お目当ての巻狩鍋を目指して見よう(ぉぃ)




今日の目標は、もうほとんどコレなのである。9000食分用意されていたはずだけれど、さすがに午後になると食われてしまってもう残り少ない。




それでも、なんとかGET。…これが、巻狩鍋である。とりあえず食べてみよう。はふ、はふ、はふ・・・ウマ~ヽ(´ー`)ノ




■祭りのヴィジュアルいろいろ




さて鍋を食っておしまい…では悲しいので、朝から来れば見られたはずの開会式の様子を昨年の写真で紹介しておこう。一応ちゃんと、法螺貝で祭りの開始を告げるのである。




主人公である源の頼朝と北条政子も登場する。馬はこのあと会場内の馬場で有料の乗馬サービスにまわるらしい。




歴史系イベントなのでコスプレおばさんも登場。この格好で踊ったりする。平均年齢をもうあと20年くらい若返らせてくれると撮影にも力がこもうわなにをするくぁwせdrftgyふじこ




一方おっさんも負けてはいない。こちらはかなり硬派な剣舞。こういうのは若いあんちゃんではキマらない。様式としては明治期っぽいな。

…とまあ、ここまでが昨年の様子である。やはり見るならステージイベント系で、プログラムが事前に入手できるならお目当ての時間帯をチェックしておきたいところだ。




…さて、そんな筆者はというと…あまり時間がないのでそそくさと会場を見てまわっている(^^;)。会場が広いのであちこちでローカルイベントをやっているのだが、パンフレットは履けてしまったようでスケジュールも不明、もう混沌としていてなにがなんだかよくわからん、というのが正直なところだ。会場が河岸段丘の最下層400mあまりにも渡って広がっていて、あちこちでローカルイベントが同時進行的に行なわれているような状況になっている。




こちらは地元の大工さんが上棟式を模したイベントを行なっている。これも神事といえば神事なのだが、いったい一日に何度くらい餅撒きをしているのだろう…(^^;)




午後のイベントの見どころとしては、地元有志の演奏する巻狩太鼓がなかなかに勇壮だった。




やっぱり祭りは太鼓でドンドコドーン、と来るのがいちばんしっくりする。面白いことに人数構成は七割くらいが女性で占められている。最近の男どもはどこに行ってしまったのやら。




珍しい系では、ハヤブサによるショーがやっていたのが面白かった。鷹匠ではなくて隼匠?というのは初めて見た気がする。




時間があればもうすこしちゃんと見てみたかったところだけど、夕方から用事があるので1時間少々の滞在で撤退。せめて太鼓の演奏は最後まで聞き届けたかったなぁ・・・。まあ、次回はもうすこし余裕をもって来よう(汗)


<完>



おまけ




栃木県警がなぜかNSXを展示していた。たしかホンダからの寄贈品だったかな。

祭りの展示に県警が一枚噛んでいるというのも不思議な感じもするけれど、まあ細かいことは気にしないでおきたい。こういう粋な計らいが出来るというのは結構なことなのである。…出来れば X-TRAIL なども展示していただけるとありがたいのだが…w